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日本に生まれて良かったと思える誇りある国づくりに貢献したい。


by peacefulsports89
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真心がもたらした感動

(PKで惜しくも優勝候補に準決勝に破れ、3位決定戦に挑む試合前)
「実は、残念なお知らせがある。コーチにとって今日が最後の試合になる・・・。4月から高校で勝負することになったんだ。」

「・・・・・(沈黙)。」
「うん、でも、良いと思う!!コーチが高校の先生になればきっとみんなきちんとするよ!!だから、おめでとう!!!」

「だからじゃないけど、今からの試合絶対に勝とう!」

 キックオフ後、準決勝の固さがなくなり、10秒で先制。さすがの相手も前年度優勝チームのため、くらいついてくる。

終始、相手陣営を脅かしたが最後の1本が決まらず、3-3で2度目のPKへ。子どもが「PKだけはもちこみたくない・・・。」という話をしていた。

結果、1-3で惜敗。

これは、私が子どもにPKの練習をさせていなかったため招いた結果であった。やはり、やってもいないことをいきなり試合でやるとなると不安のため緊張してしまう。

しかし、最初のチーム状況を考えると、子どもたちの奮闘に感謝である。

試合後、菊川市から2時間かけて応援にかけつけてくださった保護者の方々に、御礼状と最後の話をさせていただいた。

そのとき、突然目から大粒の涙が流れ落ちた・・・・。

「今までありがとうございました。私は、遠い小笠という地に豊橋から行くのが少しも苦ではありませんでした。むしろ、いつも子どもたちに会えるのが楽しみでした。それも、この子たちがいつも素直な心で真剣に挑んでくれたからです。私はここでの業務が22日の練習をもって最後になりますが、みなさんと出会えたこと、この経験は一生の宝となりました。熊本という遠い地からとなりますが、今後も子どもたちの成長と活躍を楽しみにしております!!本当に3ヶ月間ありがとうございました!!」

感無量であった。

大会後、子どもたち、保護者の皆様から「ぜひ一緒に写真を!」ということで、最高の笑顔で最高の瞬間を刻むことができた。

 今回の事象から学ばせてもらったことは、中途半端では伝わらない。

 本気は伝わる。本気しか伝わらない。

ということである。

 子どもの前に立つ以上、教育者としての役割を自覚し、精進し続けなければならない。

 労働者ではなく聖職者。

1歩でもこの域に近づけるように‘いま、ここ’を大切にしていきたい!!
by peacefulsports89 | 2012-03-21 07:38 | 勇志の心